平成17年度旭川市障害者週間記念事業

2005年11月25日(金曜日)〜12月2日(金曜日)1階ロビー
2005年12月 2日(金曜日)おぴった周辺地域
2005年12月 3日(土曜日)体育館

■平成17年度旭川市障害者週間記念事業が開催されました

障害者週間記念事業パンフレット 平成17年度旭川市障害者週間記念事業が旭川市と平成17年度旭川市障害者週間記念事業実行委員会の主催により開催されました。
11月25日(金曜日)〜12月2日(金曜日)は「おぴった」1階ロビーにおいて市内地域共同作業所授産製品の展示販売を、12月2日(金曜日)には「おぴった」周辺地域において街頭啓発活動を、そして12月3日(土曜日)の「おぴった」体育館での映画鑑賞と障害者自立支援法についてのシンポジウムおよび市内福祉施設・共同作業所授産製品の展示即売を行い、各事業とも盛会の内に幕を閉じました。
障害者週間とは
障害者基本法
第七条 国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めるため、障害者週間を設ける。
 障害者週間は、十二月三日から十二月九日までの一週間とする。
3 国及び地方公共団体は、障害者週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。

■地域共同作業所作品展示販売  2005年11月25日(金曜日)〜12月2日(金曜日) 1階ロビー

展示販売の様子 11月25日(金曜日)〜12月2日(金曜日)午前10時から午後4時まで、「おぴった」1階ロビーにおいて地域共同作業所の作品展示販売を行いました。期間中は多くの皆様に作品にふれていただき、そしてたくさんの作品や商品をお買い求めいただき誠にありがとうございました。皆様のご好意は作業所に通所している障害者の仲間たちの大きな励みとなることでしょう。

■街頭啓発活動  2005年12月2日(金曜日) おぴった周辺地域

12月2日(金曜日)「おぴった」をはじめ宮前ショッピングセンター内のベスト電器、ツルハドラッグ、マックスバリュー各店様のご好意により、各店舗前に於きまして街頭啓発活動を行いました。この日時折ふぶき模様の中、実行委員の方々は12月3日(土曜日)「おぴった」体育館で開催する記念事業のパンフレットの配布を行い、多くの皆様のご参加を呼びかけました。また旭川市科学館様にもパンフレットを置かせて頂きました。皆様ご協力いただきありがとうございました。

■記念事業  2005年12月3日(土曜日) 体育館

総合司会をされた川尻さんの様子 12月3日(土曜日)は記念事業の最後のイベントとしてて映画鑑賞とシンポジウムおよび市内20ヶ所の福祉施設・地域共同作業所の展示販売を開催しました。川尻朝雄さんの総合司会により始まったこの日の記念事業は、オープニングセレモニーで鈴木勲実行委員長が開会宣言し幕をあけました。主催者挨拶として長谷川優司旭川市保健福祉部障害福祉課長が菅原功一旭川市長のメッセージを読み上げ、また事業実施法人の特定非営利活動法人旭川障害者連絡協議会の峰木光春理事長の挨拶もありました。
鈴木実行委員長の開会宣言の様子 長谷川課長の市長メッセージを読み上げている様子 峰木理事長の挨拶の様子

○映画鑑賞 「機関車先生」原作:伊集院静     午前10時〜午後0時
会場に集まった皆さんの様子 瀬戸内海に浮かぶ小島の全校生徒7人の小学校に臨時教師として赴任した一人の青年は、大きな体に優しい眼差しを浮かべているがなぜか一度も口をきかない。期待と不安に胸を膨らませていた子供たちは、先生が「僕は話をすることができません。でも皆さんと一緒にしっかり勉強します。」と黒板に書くと、一瞬ぽかんと口を開けるがすぐに「口をきかんの?じゃあ、口をきかん先生、機関車先生や!」と大はしゃぎ。「機関車先生」は原作が伊集院静、主演の機関車先生に坂口憲二が演じ、障害を持つ先生に明るく純粋な子供たちが勇気を学び少しずつ成長していく姿を描いていきます。事前に記念事業のパンフレットをご覧になった多くの方たちから、この映画の上映についての問い合わせがありましたが、上映中は子供たちや機関車先生が困難を乗り越えると小声で「わぁー」と言う声があちらこちらで聞こえました。

○シンポジウム   午後1時〜午後4時
西村副議長の基調報告の様子 スクリーンに映し出された障害者自立支援法のシステム図の様子 高田教授ら助言者・提言者の皆さんの様子
基調報告:障害者自立支援法 「社会保障はこう変わる」
       NPO法人DPI日本会議副議長 西村正樹氏
助 言 者:市立名寄短期大学教授 高田哲氏
提 言 者:山平久雄氏(医療の立場から 道北勤医協一条ケアーセンターデイサービス次長)
      稲垣則子氏(運営の立場から 障害者地域共同作業所「バリアフリー」代表)
      林優子氏(利用者の立場から あかしあなかまの自治会会長)
      長谷川優司氏(行政の立場から 旭川市保健福祉部障害福祉課課長)
午後からは、障害者自立支援法についてのシンポジウムが開かれました。最初に西村氏の基調講演によりこの法律の具体的な説明がなされました。その後助言者の高田氏のコーディネートによりそれぞれの立場からの提言者による問題点や要望のお話をされました。会場にいらした障害者や関係者の方たちからもいくつかの質問があり、皆さんの新しく法制化された制度に対する関心は並々ならぬものがあります。そして最後に高田氏によりまとめのお話があり、障害者記念事業は幕を閉じました。障害者自立支援法は今までの障害者に対する制度から多くの点で変わる部分があり、このシンポジウムも予定時間を少々オーバーしましたが、皆さん最後まで真剣に耳を傾けていました。
シンポジウムに熱心に耳を傾ける会場の皆さんの様子

○市内福祉施設・共同作業所授産製品の展示販売  午前9時〜午後4時30分
この日は、記念事業の開催中体育館内において、市内20ヶ所の福祉施設・共同作業所の展示販売を行いました。午後の休憩時間中には、通所されている障害者の方たち手作りの弁当や小物などを買い求める人たちで、おおいに賑いました。皆さんどうもありがとうございました。 大変賑った展示販売の様子